台風19号襲来で順延となっていたプロ野球クライマックスシリーズ(以下CS)ファイナルステージ第4戦。
10月13日、セ・パ両リーグで行われました。

セ・リーグは巨人(1位)が阪神(3位)を4-1で下し日本シリーズへ。
パ・リーグはソフトバンク(2位)が西武(1位)を9-3で下しそれぞれ日本シリーズへの進出が決まりました。
パ・リーグでは2年連続で2位ソフトバンクが1位西武に下剋上を果たしたことになります。
巨人-ソフトバンクの日本シリーズはON対決となった2000年以来19年ぶりです。

今年は横浜DeNAベイスターズも2位に躍進し横浜でもCSファーストステージが開催されました。
残念ながらDeNAは1勝2敗で敗退となりましたが横浜の街は大いに盛り上がりました。

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(画像はイメージです。)

プロ野球は興業です。盛り上がるのはもちろん良いことです。
しかしCS、本当にこれで良いのでしょうか?

パ・リーグで2004年からプレーオフとして先行導入された敗者復活トーナメント。
2007年から両リーグでCSとして本格導入。
翌年の2008年からリーグ優勝チームにアドバンテージ1勝が付与されるようになりました。

CSや前身のパ・プレーオフは確かに3位以内に入れれば敗者復活の希望があります。
しかし1位の球団からすれば140試合以上のペナントレースを勝ち抜いた苦労がたった数試合で帳消しになってしまう制度と言えます。

1年間、該当の球団を応援して来たファンの気持ちまで蔑ろにしてしまう制度でもあります。
西武ファンの方は特にこの2年間、ショックが大きいと思います。

今年の西武はペナントレースの最後の最後で1位ソフトバンクを追い抜き、142試合目で2年連続のリーグ優勝を決めました。
怒涛の勢いでしたが、CSのたった4試合でそれが帳消しとなってしまったわけです。
マラソンに例えるなら、1位で42.195kmを完走したのに敗者復活のために6km追加させられて引っくり返されるようなものでしょう。

現状のように優勝出来なくても最悪3位に入れれば良いという制度を続ければ、ペナントレースには見向きもされなくなります。

関東地区でのプロ野球中継の視聴率低迷が叫ばれ、地上波での中継数が激減して久しいところです。
これは確かに野球離れや娯楽、ライフスタイルの多様化もあるでしょう。
ただ、CSがあることでペナントレースがつまらなくなり関心が薄れている面もあります。
現状ではリーグ優勝しても日本シリーズ進出に直結しないわけです。
観ている方からすれば贔屓のチームが3位に入れば良いので、ペナントレース1試合1試合の経過や結果に一喜一憂しなくなります。

CSがあることで、夏以降、両リーグの1位球団が独走しても3位まで下剋上の可能性をつなぐ方が面白い(消化試合が減る)という意見もあります。
もっともらしいですが、これはまず独走を許した2位以下の球団の責任です。
NPBもCSではなくドラフトの改革などで戦力均衡を図り、1位球団の独走が起きにくくなるように促すべきではないでしょうか。

あくまで筆者個人の意見ですが、CSは廃止し、ペナントレースでリーグ優勝した球団同士が日本シリーズで日本一を争う従来の制度に戻してもらいたいですね。
これが一番分かりやすいですし、そもそも大原則でした
色々な意見がありますが、少なくとも議論・改善の余地は大いにあるはずです。



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