今月12日、JR東日本はJR気仙沼線の柳津~気仙沼間、及び大船渡線の気仙沼~盛間の廃止を国交省に届け出たことを発表しました。

いずれも2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で被災し、不通となっていた区間です。

本記事では、東日本大震災の発生から4年3か月後、2015年6月6日にJR気仙沼線沿線を訪問した時のことについて触れてみたいと思います。

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JR気仙沼線柳津駅の様子です。
先述の通り、同駅から気仙沼駅の間は、2011年3月11日の東日本大震災で生じた大津波によって被災し、鉄道としては不通となっていました。
現在この区間は、2012年8月からはBRT(バス高速輸送システム)として運行されています。

尚、2015年6月27日からは、気仙沼線BRTの15往復分のうちの10往復が柳津駅から前谷地駅まで延伸されたようです。

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柳津駅から気仙沼駅方面を覗いてみます。
この先の停止信号、そして線路を塞ぐ倒れた樹木は震災の爪痕を色濃く感じさせるものでした。
現実的に厳しいことは分かっていましたが、線路が再び繋がればと思っていたところでの廃止届出発表でした。

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この日は気仙沼線BRTに乗車し、志津川地区へ向かいました。

この志津川地区は、東日本大震災による大津波で極めて甚大な被害が発生した地域の1つです。
写真3枚目の仮設商店街の南三陸さんさん商店街と気仙沼線BRTの志津川駅がある以外、殆ど何もありませんでした。

(写真は全て2015年6月6日:宮城県登米市・南三陸町にて撮影)