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(2020年1月29日:気象庁公式ホームページアメダスより引用)

今年は暖冬ではなく無冬?そう言いたくなるような気候です。

北陸地方など本来、豪雪地帯と言われている地域での記録的な雪不足、高温。
27日の宮崎・大分両県での1時間に100mmを超えるような豪雨。
28日~29日未明にかけての関東地方での大雨、そして29日の高温。
関東平野は最高気温軒並み20度近くまで上がり、少し体を動かせば汗ばむ陽気でした。

暖冬になることで雪が無く工事が捗ったり、暖冬で野菜が大きく育ち豊作となったり、ゴルフ場の客足が伸びるというメリットもあると思います。

しかし、暖冬で雪不足となりスキー場が営業出来なくなるケースが報じられています。
これはレジャー産業などにとって悪影響であり死活問題になるのは言うまでもありません。
特にスキー場では低温で乾雪が多く降ってくれないことには商売にならないでしょう。

また冬が明けてから雪解け水が無く水不足になること、雪解け水を使った米や酒の生産・品質、冬の雪下に眠らせて育てる野菜の品質に悪影響を及ぼすことを懸念する声も挙がってきています。

自然が相手。皆が皆、納得できるような気候は難しいですが、それがあまりにも極端だと、メリットの一方、歪みがどこかで出てくるということではないかと感じています。

今年は無冬?と思わせるような気候が今シーズンは続いてしまうのか、気になる所です。