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2020年3月12日の日刊スポーツです。
第92回選抜高校野球開催中止が発表されて一夜。

出場予定だった高校は厳しい練習や昨秋の県大会、地区大会を勝ち抜き、甲子園への切符を手に入れたはずです。

それがこのような事態となってしまい、非常に残念です。
甲子園の夢を絶たれた生徒たちが不憫でなりません。



開催の可否が決まるまでは「中止しろ!」「他の競技は中止になっているのに野球だけ特別なのか!」というような声が多く聞かれました。

中には「たかが高校生の部活」などという辛辣な投稿もSNSやYahooニュースのコメント欄で見られましたが、それは違うだろうというのが筆者の考えです。

「五輪は4年に一度」、「部活動は一生に一度」です。

五輪は4年に一度しか無いと言われますが、逆に考えれば4年後があります。
各競技、五輪以外の世界大会も多くあります。

逆に高校生の部活動は15歳~18歳の本当に限られた期間しか出来ないわけです。
これはどのような部活動も同様であり、取り返しがつかないものです。

コロナウイルスが表面化する前は、インターハイ開催危機が叫ばれていました。

理由は五輪絡みの行事で会場に空きが無かったり、宿泊施設の料金高騰などによるものでした。

生徒を送迎するバス運転手の不足も兼ねてから指摘されていました。

部活動以外でもライブやコンサートなど興行面でも同様の理由で支障が出ていました。
今となっては自粛ムードでイベント業者は商売にならないでしょう。

コロナショックでこの春卒業予定の学生の内定取り消しも出ているそうですが、売り手市場から一転、超氷河期へ突入する可能性も出て来ました。

五輪さえなければ・・・、という表現がアスリートや関係者の方には失礼なのは百も承知。

筆者はアスリートの方を批判する考えは全くありません。
ただ、五輪に振り回され、あらゆるものが犠牲になっているのは否めません。