2020年のプロ野球。開幕目標は6月以降?
予定では3月20日(金)に開幕しているはずでしたが、新型コロナ騒動で延期となっています。




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開幕が待ち遠しい方も多いかと思います。
しかし今回、NPBは開幕日の決定に関してはかなり慎重になっていると思われます。

9年前の2011年3月11日に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生しました。
この年は3月25日開幕予定でしたが、震災後、パ・リーグは4月12日に開幕延期を発表。
一方、セ・リーグは予定通り3月25日に開幕させようとして世間からバッシングされました。

結局、セ・リーグも4月12日に開幕を延期しましたが、この当時のトラウマもあるはずです。

新型コロナウイルス騒動で横並びの自粛ムードや同調圧力が広まる今日、開幕日の決定については慎重にならざる得ないのがNPBの本音と考えることが出来ます。

ただ、自粛論者・中止論者からの批判を極度に恐れたり、専門家の意見を全て聞き入れ、決断の先延ばしを繰り返していたらいつまで経っても開幕できません。

1週間や1か月で状況が好転するとは考えにくく、そもそも新型コロナウイルスもそれ以外のウイルスも完璧に予防する方法など無いでしょう。

プロ野球は観る方としては楽しみの1つですが、催行する方や選手としては"仕事"。
いずれ経営面での問題が生じてくるはずです。

2020年3月22日、さいたまスーパーアリーナで予定通りK-1が催行されました。
政府や埼玉県が何度か自粛を要請したものの、それを拒否して催行したと報じられています。
K-1は観る方とすれば楽しみの1つですが、催行者や選手としては重要な"仕事"でしょう。

同日のK-1に関しては「強行」や「決行」、そして「自粛要請無視」などと悪者のように報じるものが散見されますが筆者は「予定通りの催行」を支持しています。

仕事をしなければ収入になりません。

繰り返しになりますが、主催する方も、時には割り切りと覚悟も必要ではないでしょうか。

でないとプロ野球もJリーグも、ライブやコンサート、イベントなど何も出来ず、球団経営に問題が生じたりイベント会社が倒産して職を失い、経済的に困窮する人が大勢出て来るわけです。

人命が第一なのは言うまでもありません。一方、経済も同じくらい重要であり、人命と経済は社会の両輪。
筆者はそう考えています。

(写真は2020年3月22日:横浜市中区JR関内駅付近にて撮影)