8月20日、成績不振でプロ野球・オリックスが監督へ"辞任を要請"。
要請を受諾し、辞任することになりました。

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(2020年8月21日:時事通信記事より)

勝てば官軍負ければ賊軍。プロ野球は勝負の世界。
成績不振であれば解任されてしまうことも残念ながらあろうかと思います。

しかし、釈然としないのは球団が監督へ"辞任を要請"したという点です。
今回の事例も形式上は監督が辞任を表明したことになっています。

日本のプロ野球は(特にシーズン途中で)監督"解任"というケースはあまりありません。
表向きは"辞任"となるよう仕向けたり、シーズン途中で"休養"となり、シーズン終了後に正式に退任となる事例が殆どです。

このようなケースが多いのはいくつか説がありますが、任期途中で解任するとなると、違約金を支払いが生じ、それを抑えるために球団が監督に"自主的な辞任"を促していると考えられます。

我々庶民の世界に置き換えれば、会社からの肩たたき(退職強要)。
会社が辞めさせたい人間に対し巧みな嫌がらせを行い、退職願を無理やり書かせ、自己都合退職に持って行くのと構図は同じです。

GMなど球団側は「監督に辞任を要請し本人が判断した」というコメントを出しています。
何も責任を取らず、低迷の責任はすべて現場に丸投げ。
これは球団側が無責任極まりなく、球団の保身第一主義の象徴と言わざる得ません。