ドコモ口座悪用問題が炎上しています。

これは銀行口座を登録して入金すると、ネットやアプリで買い物・送金できるキャッシュレス決済用のサービス。

最近、ドコモの携帯契約者以外にもサービスの対象を拡大されていたところでした。
ドコモ側のセキュリティー、本人確認の甘さが批判されています。

このドコモの事例で筆者が思い出したのは、2019年7月に発生したセブンペイ(7Pay)事件。

サービス開始早々、不正アクセスによる被害が発生したことが報道されました。
被害人数は1500人を超え、被害額(不正利用額)は5000万円を超えるとも報じられていました。 

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(画像はイメージです)

7Payはサービス廃止に追い込まれましたが、〇〇Pay払いというサービスをよく耳にするようになりました。
近年は現金決済が出来ない、"オールキャッシュレス店舗"というものも出て来ました。

これからますますこういった動きが進んでいくのでしょうが、筆者はこう思います。

キャッシュレス社会、本当に良いの?

経産省やマスコミはキャッシュレスのメリットばかり取り上げて、キャッシュレス万歳論を掲げています。
しかし我々庶民はメリットだけでなくデメリットやリスクも想定しなければいけません。 

筆者はセブンペイ事件もドコモ口座悪用問題も筆者は"キャッシュレス社会"への警告であると考えています。

目次 ・犯罪被害に巻き込まれる可能性、自然災害、何らかのシステムトラブルによる決済不能などのリスクが思い浮かびます。

セブンペイ不正アクセス問題では、捜査の結果、セブンイレブンのアルバイト店員を含め数人の中国人が不正アクセスなどの疑いで逮捕されました。

クレジットカードの暗証番号など重要な情報を閲覧出来る者が立場を悪用し、顧客の金銭が不正に搾取されるというリスクは他社のサービスでも起こり得ることです。

今後キャッシュレス社会となっていけば、このような犯罪被害に巻き込まれるリスクはより高くなると言うことは、想像に難くありません。 

自然災害もリスクとして思い浮かびます。
考えてみればここ1~2年だけでも大きな災害がありました。

2017年の九州北部豪雨や2018年の立て続けの台風上陸や西日本豪雨、北海道胆振地方東部地震。
2019年8~9月の佐賀県で大きな被害を出した豪雨や台風15号、台風19号。

そして今年の西日本への台風9号・10号の連続襲来など、何十年に一度の規模や想定不能の災害が毎年国内の何処かで発生しています 。

ここで考えなければいけないのは自然災害によって停電し、電気が使えなくなり、キャッシュレス決済が不可能になるというリスクです。

台風襲来や豪雨、大きな地震が発生して停電。

現金を持ち合わせていない人がキャッシュレス決済出来なかったり、停電でATMから現金を引き下ろせず、街中で困っている人の様子がニュースの映像などでよく映し出されます。

キャッシュレスというのは電気が使えなくなれば何も出来なくなってしまうのです。

日本は災害大国。
キャッシュレス化により、災害時、電気が使えなくなりキャッシュレス決済も含め、何も出来なくなるというリスクを考えれば、オールキャッシュレスは不可能。 

労働人口や生産年齢人口の減少で機械化、AI化せざる得ない面があるのは筆者も理解しているつもりです。

ただ、機械やAIというものを作るのも人間です。

作った人間やそれを管理する人間がよからぬ考えを持っていれば、上述のように立場を悪用して犯罪に手を染めてしまうことも想定されます。

厳しい表現ですが、キャッシュレス化の推進で日本人も性善説ではなく、性悪説を前提として生きていかなけばいけなくなりつつあります。

今は本当にそんな社会になって良いの?と警告されている段階とも言えます。 

災害も年々巨大化、極端化。
これらを完璧に予測し、決済不能ゼロリスクとするのも現実には不可能でしょう。

キャッシュレス社会、確かに便利かもしれません。

でも一方で、性悪説を前提とする社会が正しいのか
日本の国民性に合うものなのか。

筆者は非常につまらない、ギスギスした監視社会になることを危惧しています。