コロナ騒動でカラスも緊急事態?
春先の繁華街の休業で"食糧逼迫"か。

地元でもそれ以外でも、繁華街から離れた住宅地などで見られるカラスの数が明らかに増えたと感じます。

IMG_1695
筆者は先日、北海道函館市を訪れていました。

IMG_1684

函館駅へ向かって歩いていたら、カラスが近づいてきました。
逃げることなく、むしろ筆者に向かって「エサをくれ」と言っているかのように見つめて来ます。

残念ですが、エサはあげられません。

IMG_1691

今度は別のカラスがやって来ました。

仲間や家族を呼んでいるのか、単にイライラしているのかは分かりませんが、吠えるように「カァー!カァー!」と鳴いていました。

しかしこのカラスの嘴(くちばし)、見てみると本当に鋭そうです。

他の鳥や虫などが突かれたり引っ張られたりしたらひとたまりもないでしょう。
我々人間でも怪我を負いそうです。

IMG_1698

IMG_1708

函館朝市広場や函館駅のバスターミナルでは数匹のカラスが、エサになりそうなものは何でも食べたりストックしたりしていました。

カラスの朝早くからの鳴き声やエサ目当ての住宅地のゴミ集積所の荒らし。
巣作りのため、自宅のベランダや庭からの針金ハンガーの持ち去り。
思いつくときりがありませんが、カラスのずる賢さや図々しさには腹が立つことも多いです。

しかし逆に考えれば、カラスもそれだけ必死ということです。

2020年、繁華街ではコロナ騒動による長期休業でごみが減り、これまで繁華街のえさをあてにしていたカラスは死活問題となるはず。

減った餌を補うために住宅地まで行動範囲を広げて来ているケースも相当数あるでしょう。

コロナ騒動はカラスにとっても食糧逼迫の緊急事態を引き起こし、おかしな日常を生み出してしまったようです。

(2020年11月13日:北海道函館市函館朝市広場・函館駅前にて撮影)