しがない庶民の独り言

どこにでも居るしがない庶民です。趣味の旅行(訪問記)や地元神奈川ネタ、時事問題、社会問題など、完全不定期で投稿中。

政治・経済

【独り言】乗務員不足による路線バスの廃止・縮小問題


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(横浜市内を走る江ノ電バス。2019年12月8日:横浜市中区・西区内にて撮影。)

近年、あらゆる業界で"人手不足"となっています。
"人手不足倒産"という言葉も耳にするようになりました。

そのような中、公共交通、特に路線バスでは乗務員不足による減便や廃止、縮小されるという事態が全国各地で起きています。

地域の足を奪うことにもなる路線バスの廃止や縮小。
今や社会問題となり、NHK NEWS WEBではこの問題を取り上げる特設サイトが開設されています。

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江ノ電バスで運行されている横浜駅東口~大船駅間・栗木間を結ぶ路線が今月15日(日)をもって廃止になると言う旨の告知です。

この告知を見ても、廃止理由をやはり「今般の乗務員不足」としています。
乗務員不足で業務が回らなくなり、路線廃止という苦渋の決断をせざる得ない状況となったことは想像に難くありません。

運輸業、特に乗務員(ドライバー)は現状、まだまだ人ありきの仕事であるというところです。
運行するにも乗務員が必要です。
その乗務員が足りなくなれば、路線廃止や縮小など、間違いなくどこかに歪みが出て来ます。

本記事で取り上げている乗務員不足や、過疎化による人口減少など不採算を理由とした公共交通の縮小や廃止、いつ、どの地域でも起こり得ることです。

近年、AI化や2020年代以降の自動運転車の普及促進などと言われるようになりました。
バスでも自動運転の実験が行われるようになって来ました。

しかし当然ではありますが、自動運転は少なくとも今日や明日、実用化し全国の隅々まで波及出来るものではありません。
少なくとも現時点では、AI化や自動運転といった言葉だけが独り歩きしている、そのような感じがします。


【独り言】公営事業者の民営化、本当に良いの?

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(2016年3月20日:北海道北見市、JR石北本線旧金華駅にて撮影)

写真の金華駅、利用者減により2016年3月26日に旅客扱いが廃止され、信号場となってしまいました。
JR北海道では2016年から現在までの間だけでもどれだけの路線や駅が廃止になったことでしょう。

他にもJR北海道では単独維持が困難な路線が2016年7月に発表されています。

その中には、3~4年前の台風や豪雨、高波で大きく被災し不通のままとなっている根室本線や日高本線の一部区間も含まれています。
東日本大震災で大きく被災したJR大船渡線や気仙沼線のように、自然災害により大きく被災しそのまま廃止というケース、決してあり得なくない話なのです。

この2路線や札沼線の北海道医療大学~新十津川間、留萌本線の深川~留萌間、石勝線夕張支線(※)の新夕張~夕張間はJR北海道としても財政支援を求めず、北海道や国も財政支援は行わないとしています。

※石勝線夕張支線は2019年3月に廃止されています。



11月29日、中曽根康弘首相の訃報が流れ、元ツイッターで"国鉄民営化"がトレンド入りしました。
ネット上では国鉄を含め"民営化"に関し色々な意見が飛び交っています。

筆者は残念ながら国鉄を知る世代ではありません。

ただ最近思うのは、「公営事業者の民営化、本当に良いの?」というところ。
公営交通事業者を含め公営のものは何でも民営化し、競争させれば良いという風潮が強いです。
民営化万歳論と表現すれば良いのでしょうか。

最近、やや報道が少なくなったような気がしますが、現在の政権与党は水道民営化を狙っている所でしょう。
こちらは去年の今頃、盛んに報道されていて、競争が促進されサービスが向上するなどのメリットばかりが報じられていた記憶があります。

民間となれば当然ですが、最終的に利益を上げなければなりません。
となると、利益にならない過疎化した地域は最悪、切り捨てられてしまいます。
切り捨てられなくても維持のための大幅な値上げは避けられません。
その会社が生き残っていくためには止むを得ないのです。

民営化されることで生じるデメリットや懸念に関して、我々一般庶民も他人事と思わず、真剣に考えなければなりません。

【訪問記】北方四島、果たしてどうなる??【2014.04.30】

今月19日、突然大騒ぎとなった日産の一件によって逆に北海道の北方四島に関する報道が少なくなってしまった感じがしますが、個人的には気になる北方四島の動向。

政府は2島先行返還論に舵を切ったような印象も正直、拭えないのですが、果たしてどうなることでしょうか。

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(写真2~4枚目は2014年4月30日:北海道根室市納沙布岬にて撮影)

過去の記事にも書きましたが、千島列島のうち、国際的な決まりで歯舞、色丹、国後、択捉の4島はロシア領(旧ソ連)となったことは一度も無いので、日本固有の領土であることは明らかです。
ただ、戦後70年以上経過した今でも1島すら返還されていない現実を考えると、2島でも返還され、残りの2島もアクセスを大幅に強化することが出来れば、これは歴史的なことだと思います。

ただ、今後の日露交渉で何らかの進展があり、北方四島のうち、例えば仮に歯舞・色丹の2島が返還されて、主権も日本に移ったとして、そこに移住、もしくは帰郷する日本人が居るのでしょうか。
北方四島に住まわれていた方も、平均年齢が80歳越えと高齢化が進行しています。

もちろん歯舞、色丹の2島すら簡単に返還されない可能性もありそうですし、国内ではウルップ島から北の千島列島全てが日本固有の領土であり、返還を要求するという立場の方や政党も存在します。
一方、現実には北方四島にロシア人が定住し、その子孫まで居ることを考えると、どのような方向に進んでも色々な問題や不満が噴出しそうです。

【雑記】「千島列島」の範囲とは?物事の解釈は難しい

本日の記事も北方領土(北方四島)に関する話題です。

今、報道が増えている北方領土に関すること、特に第2次世界大戦後、ロシア(旧ソ連)に占領されてからのことは、社会科や歴史の授業ではあまり詳しく教えてくれなかったような気がします。

11月15日投稿の記事【訪問記】北海道庁旧本庁舎で北方領土について学ぶ【2018.11.14】にて、札幌にある北海道庁旧本庁舎(赤レンガ)を訪れ、その中に開設されている北方領土館を見学させて頂いたことを投稿しましたが、北海道の小中学校の授業で使用されている北方領土学習資料も展示されていて、無料で配布されていたので頂くことにしました。

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1855年の日露通好条約をはじめとした国際的な決まりや、北方四島の地名や生態系、1945年当時に住んでいた島民の人口、島民が居住していた時代の写真などが載っています。

国後・択捉の二島も1855年の日露通好条約以降、国境が択捉島と得撫島の中間になったことで日本領となりました。
1875年の樺太千島交換条約からは樺太がロシア領となる代わりに、得撫島から北の千島列島全て(カムチャッカ半島の南まで)が日本領と決まりました。
その後、1904年に日露戦争が起き、1905年のポーツマス条約で、樺太の南半分が日本の領土になりました。ここまでは中学生の頃だったと思いますが、授業で教わった記憶があります。

第2次世界大戦後、北方領土がロシア(旧ソ連)に占領され、1951年のサンフランシスコ平和条約で、日本は平和条約に調印し、樺太の南半分と千島列島を放棄したとありますが、歯舞群島と色丹島はそもそも千島列島から外れていますし、残る国後・択捉も、日本領から外れたり、ロシア領となる根拠や国際的な決まりは現在も過去も存在しません。

ただ、「千島列島」の範囲とは、何処から何処までなんだろう?と感じます。物事の解釈は難しいですね。

【訪問記】北海道庁旧本庁舎で北方領土について学ぶ【2018.11.14】

※諸般の事情により、数日にわたり日記を休載させて頂いておりました。

今月12日から昨日14日かけて、2泊3日の行程で久々に北海道を訪問しておりました。
最終日の昨日14日(水)、筆者は札幌市中央区にある北海道庁旧本庁舎(赤レンガ)を見学することにしました。

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北海道庁旧本庁舎の外観。普通の平日で天気も雨模様でしたが、観光客や見学客なども多く訪れていました。

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旧本庁舎の周辺も含め、札幌市街地はまだまだ紅葉が綺麗です。
今秋は災害クラスの酷暑の名残なのでしょうか、全国的に気温が高く、北海道の初雪も大幅に遅れているようで、稚内、網走、旭川では昨日14日にようやく初雪を観測したとの便りがありました。
札幌は11月15日時点では未観測のようです。今冬は暖冬なのでしょうか。

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旧本庁舎の中には観光情報コーナーや北海道立文書館、樺太関係資料館、北海道の歴史ギャラリー(北海道博物館)、赤れんが北方領土館などが入っているのですが、最近、テレビや新聞、ネットのニュースで目にすることが多くなった「北方領土」について改めて学んでみることにしました。

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これは国後島にある爺爺岳(チャチャダケ)で、晴れた日には根室や知床半島辺りからも見えるそうです。
活火山とのことですが、写真を見ると富士山にも似ているような印象を受けます。

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北方領土に関する歴史や現状の資料、北方領土返還に関する署名コーナーなどが設置されており、資料映像も放映されています。

この資料映像は、1855年の日露和親条約の締結で択捉島と得撫島(ウルップ島)の間が国境となったこと、1945年8月の終戦までの北方四島での日本人の暮らし(1万7000人の方が暮らされていたそうです)や盛んだった産業の解説、終戦後の旧ソ連軍の突然の北方四島への侵攻・占領により、島民(日本人)が強制的に引き上げさせられ自由に往来できなくなったことなど、これまでの歴史や経緯、現状について詳しく触れられています。

自分が住んでいる場所に突然、外国の軍隊が侵攻して来て占領され、強制的に故郷を追われ、自由に帰還できなくなったということや、その後の過酷な生活など、これは実際に体験した方でないと分からない辛さがあるはずです。
また、北方四島の島民であった方も高齢化し、平均年齢は80歳を超えてきたそうで、返還運動自体が厳しくなって来ている現状もあるそうです。

我々一般庶民も北方領土問題についてはもっと身近に感じ、考えなければいけないのではないかと感じた北海道庁旧本庁舎への訪問でした。