ここ最近、北方四島(北方領土)に関する話題が多く出回るようになりました。
今日の記事では、北方領土が生で見え、一般人が到達可能な最東端地点について触れてみることにします。



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筆者は2015年4月10日、北海道・根室市にある納沙布岬を訪問しました。
表題通り、現時点では一般人が到達可能な最東端地点となっています。

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公共交通利用では、JR花咲線・根室駅から根室交通の路線バスで45分ほどでたどり着くことが出来ます。車でのアクセスであれば、同駅からおよそ25分ほどでたどり着くようです。

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納沙布岬にある北方館。入館料は無料で、北方領土に関する資料や写真が展示されています。また、2階にある望遠テレビでは実際に歯舞群島の1つである水晶島の様子を見ることが出来ます。
筆者が訪れ、望遠テレビを覗いたときは、ロシア側の監視塔やレーダーが設置されているのと、監視船も確認することが出来ました。

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納沙布岬から水晶島までは僅か7.0kmしか無いそうです。
この写真からでは殆ど分かりませんが、筆者が訪れた時は、海の向こうに微かに島らしきものが見えました。

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次は同じく歯舞群島のうちの1つで、納沙布岬から僅か3.7kmしか離れていない貝殻島の様子を見てみます。
分かりづらくて恐縮ですが、写真右側(中央より)に僅かに島らしきものが確認できました。
晴天でかつ空気が澄んでいる日であれば、より鮮明に見えたものと思われます。

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北海道、根室を含む道東は4月~5月中旬まで降雪する時があるくらい寒いです。
筆者訪問時も気温5度前後の寒さでした。

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あまりにも寒かったので、お昼は海鮮系のラーメンを頂き、温まりました。

日本固有の領土であるはずの北方四島。そのうちの歯舞群島、北海道本土(根室)からこれだけ近い距離にありながら、現状では住めないどころか自由に行き来すらできないのは何とも言えない気持ちになったことが思い出されます。

今後、北方四島の主権や帰属についてどのような経過を辿るのでしょうか。
元島民の平均年齢も80歳を超えるなど、高齢化も進んでいます。早期に返還され、高齢化が進む元島民の方の思いが叶うこと、また、日本人が自由に北方四島を行き来出来る日が到来することを願います。