今年も2月7日に北方領土の日を迎えましたが、最近、また北方四島に関する話題や報道をネット上などで多く見るようになりました。

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(5枚共に2019年2月10日:横浜市西区・横浜駅相鉄線2階改札口付近にて撮影)

今年の北方領土返還要求全国大会から、ロシアを刺激しないための配慮なのか、アピールで昨年まで使われてきた「北方四島が不法に占拠され」という表現を使わなくなり、政府見解も北方領土はロシアとの今後の交渉に支障をきたす可能性があるとの理由で「北方四島はわが国固有の領土」という表現を避け、「我が国が主権を有する島々」という曖昧な表現を使うようになりました。

筆者は政治家や専門家、評論家ではないので、領有権がどうかとか、返還される見込みがどうかなどと言った政治的な主張や見解は当ブログでは差し控えさせて頂きます。

しかし、政府がまず返還交渉をしようとしている二島(歯舞群島・色丹島)がもし仮に返還されたとして、果たしてそこに移住する日本人が居るのでしょうか。

行き過ぎとも言える東京一極集中が進み、更にそれが加速している現状で、どれだけの人が移住やUターンを考えるのか、また、平均年齢が83歳を超えるとされている元島民の方が帰郷するとなると、高齢の方が耐えられるような生活・自然環境なのか、疑問や懸念の方が浮かび上がってしまいます。
それから少子高齢化で特に人口減少が進み、経済も弱いであろう北海道でどうやって維持・管理していくのかという問題も出て来そうな気がします。

ただ、そうは言ってもやはり北方四島は日本の領土であり、今後の交渉の行方は注目したいところです。