
※画像は気象庁ホームページ・台風情報から引用。
台風10号が8月15日午後、広島県呉市付近に上陸し中国地方を横断しました。同日20時時点の情報では島根県松江市沖の日本海へ抜け、進路を北東へ変え、北海道へかなり接近、もしくは上陸する予報となっています。
台風10号は北海道へ接近する頃には温帯低気圧に変わる予報となっていますが、決して「温帯低気圧化=安心」ではなく、逆に暖気と寒気のぶつかり合いで発達し大きな被害をもたらすこともあるので侮ってはいけません。
昨日8月14日、台風10号起因の大雨で川が増水し、大分県玖珠町・大谷渓谷でバーベキューをしていた観光客18人が孤立したというニュースが報じられていました。結果的には全員が救助されたそうですが、地元神奈川でも同じような事例がありました。
あの山北・玄倉川水難事故です。
ちょうど20年前の1999年8月14日、山北町の玄倉川が熱帯低気圧起因の大雨で増水し、キャンプをしていた人など18人が川に流され、13人が犠牲となる悲惨な水難事故で、当時テレビや新聞で大きく報道されていたことを今でも覚えています。
この当時までは天気予報で台風の基準に満たない熱帯性擾乱は「弱い熱帯低気圧」と言われていましたが、この水難事故がきっかけで翌年の夏から「弱い」という表記が使われなくなり、単に「熱帯低気圧」と表現されるようになりました。
今考えれば、「弱い」という表現が何故長い間使われていたのが疑問ですが、台風の基準に満たない熱帯低気圧でも、台風から変わった温帯低気圧も決して弱いものではなく、大きな災害を起こす可能性が十分にあるということを懸念しなければいけません。