新型コロナの"指定感染症除外"いつやるの?今でしょ!

新型コロナの存在でインフルエンザ検査治療に支障も?
このまま指定感染症(2類相当)が継続すれば十分にあり得る話です。

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(2020年8月24日:朝日新聞オンライン記事より)

8月も残り1週間を切りました。
あと2か月足らずで季節性インフルエンザの流行が始まります。

ところが2020~2021年シーズンは新型コロナの存在で、例年通りの検査や治療を受けられない可能性があります。

例えばインフルエンザの迅速検査が受けられないケース。
それから高熱により町医者から門前払いされて診断が遅れ、発症から48時間以内にタミフルなどの治療薬を入手・服用できないといったケースが考えられます。

今年の春、実は筆者はこんなことがありました。

ある日の夜、急に38度を超える熱が出て、酷い悪寒を感じ、関節も痛くなりました。

インフルエンザかなと思い、総合病院の夜間の救急外来を受診しました。

しかし今シーズンは新型コロナの感染予防の観点から、インフルエンザの迅速検査を行わないことにしていると説明されました。

患者が万が一、新型コロナに感染していた場合、検査キットを使うことで粘膜を刺激し、誘発された咳やくしゃみで医療従事者の飛沫感染のリスクが高まるというのが理由でした。
確かに診察する方からすれば感染、そしてその医療機関で風評被害が起きるリスクを懸念するでしょう。

結局、この時はインフルエンザだったのか別のものだったのか、高熱の原因が分からないままでしたが、2~3日で治りました。

ちなみに筆者も昔ですが、インフルエンザを経験したことがあります。
感染時の症状は非常につらいものです。

今振り返ってみれば、昨年末から年明けごろにかけては筆者の周りでもインフルエンザが蔓延していました。

インフルエンザの検査が抑えられるようになったのは、新型コロナが指定感染症(2類相当)となった1月下旬か2月上旬くらいからでしょうか。

2019~2020年シーズンはインフルエンザの感染者数が過去5年で最も少なかったそうですが、上述の理由でインフルエンザの検査が全国的に抑制された結果とも言えるでしょう。

風評被害や病床数逼迫の抑止、インフルエンザなど他の病気の検査治療の妨げにならないためにも、新型コロナCOVID19の指定感染症からの除外。
早急に実施するべきではないでしょうか。

指定感染症(2類相当)であることから、無症状か軽微な症状でも原則隔離となってしまうわけです。

隔離用のホテルや病床数も逼迫するのは当然。
全数調査を行わなければならず、保健所の業務も過多となるでしょう。
非常に馬鹿げていますが、感染症法に基づき、そうなってしまうのです。

日本国内のインフルエンザの死亡者数は年間でおよそ1万人とされています。

新型コロナの日本国内の死亡者数は、今年1月に指定感染症となってから記事執筆時点で約1200人。
どちらが危険か、答えは明白です。

過去の病気と思われがちな結核も日本では1年間でおよそ1万8千人の方が発症し、1900人が死亡するとされています。

リスクゼロ、感染者ゼロはあり得ず、新型コロナCOVID19で大騒ぎするのがいかに馬鹿げているか。

指定感染症から除外しない政府、そして面白おかしく煽るような報道を行うマスコミ。
特にワイドショーやモーニングショーの罪は非常に重い。
これらは諸悪の根源であり、社会経済活動を蝕んでいるといっても過言ではありません。