未曽有の被害の可能性?台風10号襲来。
身の安全を最優先に厳重な警戒が必要です。

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(2020年9月5日:熊本県球磨郡山江村・山江サービスエリアにて撮影)

写真は9月5日、熊本県南部・球磨郡山江村にある山江サービスエリアから捉えたものです。
田園風景が広がっていますが曇り空で、不気味な灰色の雲も多く見られました。
まさに台風接近前。嵐の前の静けさといった感じでした。

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(2020年9月5日:鹿児島県霧島市溝辺・鹿児島空港にて撮影)

続いてさらに南下。鹿児島県の鹿児島空港周辺の様子です。
霧島山系は灰色の分厚い、不気味な雲に覆われています。
こちらもまさに台風が迫っているというサインを感じさせる、そんな天候でした。

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(2020年9月6日:気象庁サイト台風情報及び米軍台風情報より引用)

台風10号は9月6日23時時点で非常に強い勢力(中心付近の最大風速45m/s)を保ったまま、鹿児島県枕崎市の西の海上を北上しています。

9月7日3時頃には勢力を維持したまま長崎県・五島列島付近に到達する予想となっています。
その後は東シナ海をひたすら北上。対馬の西を通過し韓国へ上陸。
更に朝鮮半島を北上し、日本海を経て中国東北区再上陸する予想となっています。

台風10号は暴風域が大きく、九州のほぼ全土が暴風域に入る予想です。
また、台風の進路が少し東にシフトすれば中国四国地方の一部も暴風域に入ってしまいます。
この場合、長崎県平戸市付近にかなり接近することになります。

日本の気象庁の予報、そして米軍の予報でも、台風10号が長崎・五島列島直撃不可避に状況となって来ました。

今回の台風は"戦後最大級"。もしくは"特別警報級"と表現されています。
これまでの経験や感覚が通用しない可能性が考えられます。

冒頭部分で触れたとおり身の安全を最優先に、そして「今まで大丈夫だったから今回も大丈夫だろう」といった固定観念を捨て、最悪のケースを考える必要があります。

筆者は9月7日まで九州に滞在し、記事の更新もお休みする予定でした。

しかし今回の台風10号では、特に9月6日から9月7日にかけて、まず安全面での懸念、そして九州全域で交通機関に大きな影響が生じる可能性を考え、急遽神奈川に戻った次第です。

台風10号の予想進路先にお住まいの皆様、そして滞在されている皆様、最新の情報や天候にくれぐれもお気を付けください。