東京都では新型コロナのクラスター発生ならさらし首。
そして追い打ちをかける罰則?

とんでもない条例が制定されてしまう恐れが出てきました。

東京都新型コロナウイルス感染症対策強化に関する特別措置条例(案)

IMG_20200927_215531
(2020年9月28日:都民ファーストの会東京都議団サイトより引用)

行政まで新型コロナの感染者や陽性反応者、クラスター発生施設への"私刑"に加担。
そういっても過言ではありません。

仮に個人経営の小さな飲食店や商店でコロナのクラスターが発生し、公表されたとします。
そうなれば風評被害が瞬く間に広まり、そのお店は高い確率で"永久休業"に追い込まれるでしょう。

せいぜい数万~数十万の休業協力金が運よく払われたとしてもその程度のものは焼け石に水。

世の中、案外狭いもの。
お店の経営者はもちろんですが、そのお店の利用客で感染した人などもすぐに特定され、"村八分"に遭うケースも考えられます。

人口の少ない地域ほどそのリスクは高くなるはずです。

筆者はそもそも新型コロナの感染者や陽性者、クラスター発生施設の詳細公表は不要と考えています。

根拠は、まず新型コロナは"風邪"に過ぎないこと。
そして公表は、誹謗中傷やプライバシー侵害の原因となるからです。

行政が感染者や陽性者の詳細を公表したり、第3者が詳細を詮索したり誹謗中傷しても何の解決になるのか?
そんなことで感染リスクがゼロになったり、有効なワクチンや薬は出来ません。
ただの八つ当たりです。

我々は"知る権利"もありますが、当人の"プライバシーを守る義務"もあるはずです。

どこの誰が罹ったって良いではありませんか。風邪なんだから。
感染したり陽性反応が出たら謝罪しなければいけない風潮もおかしい。

むしろ自粛警察やコロナ自警団による"私刑"こそ犯罪です。
こういった人たちこそ厳しく処罰するべきであります。

感染者や陽性者を誹謗中傷している当人がもし感染したらどう弁明するのか聞いてみたいところです。