前回の記事で庶民の車離れと都市部への人口集中は当然、という記事を投稿しました。
しかし筆者は今後、とある理由でいずれ強制的に車離れは解消するであろうと考えています。



その理由は人手不足による公共交通の縮小です。

【前回記事】


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(2022年5月13日:横浜市西区高島・日産グローバル本社ギャラリーにて撮影)
※画像はイメージです。

特に鉄道の駅と住宅地を結ぶ路線バス。
コロナ騒動前から乗務員不足による減便や廃止、縮小されるという事態が全国各地で起きています。

NHK NEWS WEBではこの問題を取り上げる特設サイトが開設されるほどの社会問題と化しています。
読者の皆様が普段利用されている路線バス、都市部でもジワジワと本数が減ってきていませんか?



コロナ騒動が起きる直前の2019年12月、横浜市でも乗務員不足を理由とした路線バスの廃止が行われました。

【※当時の記事】


運輸業、特にドライバーは現状、人ありきの仕事です。
運行するにもドライバーが必要です。

そのドライバーが足りなくなれば、路線廃止や縮小など、どこかに歪みが出て来ます。

近年、AI化や2020年代以降の自動運転車の普及促進などと言われるようになり、バスでも自動運転の実験が行われるようになって来ました。

しかし当然ではありますが、自動運転は少なくとも今日や明日、実用化して全国の隅々まで波及出来るものではありません。
もっとも22世紀に入れば話は違ってくるのかもしれませんが・・・。

コロナ騒動前からのドライバー不足とコロナ騒動による利用者減のダブルパンチで公共交通が見る見るうちに縮小。

今、車を持っておらず公共交通をメインの移動手段として使っている方も、そう遠くないうちに足として車を持たざる得なくなるということも視野に入れなければなりません。