カラスの繁殖期も後半に。
雛が巣から出ておそとへデビューする時期。



独り立ちへ向けての第一歩です。

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おそとへデビューしたばかりのハシボソガラスの雛。
雛と言ってもこの大きさですが、顔つきや体型が幼く、そして鳴き声が可愛らしいです。

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親ガラス(右)が木の下からやって来て、雛をあやしているシーン。
あやし終わった後も雛ガラス(左)が親ガラス(右)に何かねだっているようにも見えます。

我が子が可愛いのは人間もカラスも一緒です。

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親ガラスが木の下の方へ移動。
ただ雛ガラスをあやすだけでなく、独り立ちへ向けて飛ぶ練習をさせたいのでしょう。

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しかし雛ガラスはおそとへ出て間もないのか、まだ飛ぶことがおぼつかなく、枝に止まったり、自分で近くにある餌を食べることで精一杯という状態でした。

雛ガラスはまず巣から出ること、そしてある程度の距離を飛べるようになることが課題。

その次に自分で餌を見つけて食べたりストック(貯食)したり、外で危険を回避出来るようになることが課題です。

カラスに限った話ではありませんが、産まれて数カ月で巣立ちし、自助を求められる鳥の世界は厳しいものであると実感します。

(2022年6月1日:横浜市中区山下公園内にて撮影)

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