ハシブトガラスの雛、独り立ちへ少しずつ・・・。
繁殖期も終盤となり、今は雛の独り立ちへの訓練の時期であります。



日本全国各地で見られるハシブトガラス。

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厄介者扱いされることも多いですが、雛は表情をよく見ると結構かわいいかも?

パット見では成鳥と変わりませんが、羽毛が揃っておらず、嘴もまだ赤っぽく、目つきもまだ成鳥のような鋭さが無く、逆に幼さを感じられます。

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この個体が止まっている手すりのすぐ傍には木があり、その木の上に向かって大きな鳴き声を発していました。
目を木の上に向けてみると・・・、

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木の上に巣があり、もう1羽、ハシブトガラスの雛がいました。
兄弟の個体に、早く巣から出て、飛んで下に降りてこいと叫んでいたのでしょうか。

巣立ちの時期、雛ガラスはまず巣から出て、ある程度の距離を飛べるようになることが課題。

その次に自分で餌を見つけて食べたりストック(貯食)したり、外で危険を回避出来るようになることが課題となります。

課題の克服にかかる時間は雛それぞれであり、すぐに出来るようになる雛も居れば、時間がかかる雛も居るようです。

人間で言えば、子どもが自転車に乗る練習をして、すぐに乗れるようになる子と時間がかかる子の両方が居るのと同じです。

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ハシブトガラスの親鳥が建物の隙間から、雛2羽を発破をかけながら見守っていました。

親鳥からすれば今も巣から出られない1羽の雛や、もう1羽の外をとりあえず飛べている雛もまだまだ飛ぶスピードが遅く親鳥についていけなかったりして、今後が心配なのでしょう。

我々人間は見守るしかありませんが、産まれて数カ月で巣立ちし、自助を求められる鳥の世界は非常に厳しいものであることを実感します。

(2022年7月3日:宮城県仙台市青葉区仙台駅西口周辺の歩道にて)

※この写真は安全を確保したうえで撮影しています。
(我々人間が雛と気付かず近付いてしまうことで、親鳥に襲撃されケガを負う事例が毎年この時期に発生しています。注意が必要です。)