2004年から2022年まで、札幌ドーム(札幌市)を本拠地とした北海道日本ハムファイターズ。

2023年シーズンからは北広島市で建設中の新球場「エスコンフィールド北海道」へ移転することが決まっています。



北海道では新球場「エスコンフィールド北海道」への注目と、2030年冬季五輪の札幌市への招致の動向に注目が集まっています。

あえて厳しく書きますが、日本ハムを流出させてしまった札幌市。
冬季五輪の資格があるのでしょうか?

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(2022年9月5日:北海道札幌市中央区旧北海道庁舎付近にて撮影)

結論から言うと、その資格はありません。

札幌ドーム問題を解決できず、日本ハムの流出すら阻止できなかった札幌市が、健全な五輪を運営できる根拠が見当たらないからです。

それに「スポーツ=五輪」でもありません。

札幌のファンの方からすれば、移転先がいくらお隣の北広島市とはいえ、札幌の市街地にある札幌ドームで2023年から野球が見られなくなり、いつもの日常が奪われるわけです。

逆に3週間足らずで終わってしまう五輪を招致する予算があるなら、1試合で約1700万円とも言われる札幌ドームの使用料を値下げしたり、札幌ドーム内の飲食やグッズの売り上げが球団に入るようにすれば良いんじゃないの?と考えることも出来ます。

筆者は決して競技そのものやアスリートを批判しているわけではありません。

筆者が気に入らないのは五輪さえ開催できれば、他のあらゆるものが中止になったり潰れても良いと言うような政治屋と企業の態度であります。