台風14号被災でJR日南線南郷~志布志間が不通に。
昨年も同じ台風14号で被災。



先月日本列島に襲来した台風14号。
様々な被害が報じられましたが、今回の台風で被災したJR日南線は早期の全線復旧が困難とのこと。

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(2016年5月28日:鹿児島県志布志市JR志布志駅付近にて撮影)

JR日南線は昨年9月の台風14号でも豪雨による土砂崩れが宮崎市内海地区で起きて、青島~志布志間がおよそ3カ月間、不通となってしまいました。

昨年の12月に同区間で運行を再開。
不採算理由で度々、存続をめぐり議論が行われるJR日南線が無事、鉄道として復旧出来たのは明るい話題だと感じていました。

しかし、1年経過しないうちに、同じ"台風14号"により大隅夏井~志布志間で線路脇の盛り土の崩壊が起きて再度、不通区間が生じてしまいました。

想像したくありませんが、鉄道が台風や豪雨、大地震などで被災すると、膨大な費用や時間がかかるため、鉄道としては復旧を断念し、バス転換となってしまうケースもあります。

過去にこのブログで取り上げた、2011年の東日本大震災での被災をきっかけに、鉄道としては廃止され、BRTへ転換されたJR気仙沼線はまさにその典型です。

日南線の今後について、筆者は推移を見守ることしか出来ません。

ただ、自然災害で今まで当たり前のように利用していた公共交通が長期間不通となるのは、どこでも起こりえることです。

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