2011年3月11日14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(以下、東日本大震災と表記)。
早いもので本日、発生から12年を迎えました。



写真は昨夏、宮城県石巻市の南浜地区を訪れた時のものです。

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海岸沿いのエリアで、大津波と火災の延焼により500名の方が犠牲となるなど壊滅的な被害が発生してしまいました。

現在、南浜地区は人が住めない非居住区域となっております。
石巻南浜津波復興記念公園として整備が進み、2021年3月28日から開園されています。

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一丁目の丘(築山)から公園全体を見渡してみます。
かつては住宅街であったようですが、現在は慰霊碑やモニュメント以外は何も見当たらず、完全に更地となっています。

旧市立病院から大震災発生前に撮影された写真が掲示されていましたが、その写真と大震災後を見比べると、大津波と火災により一瞬でいつもの日常が奪われてしまったことが分かります。

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復興祈念公園の中に、みやぎ東日本大震災津波伝承館があります。

大震災関連の資料や大津波襲来当時の映像、被災者の人々の証言、大震災後の復興の取り組みなどが紹介されています。

筆者も2回ほど見学させて頂きました。

正直なところ、伝承館で流されている大震災当時の大津波の映像は刺激が強いかもしれません。

特に不特定多数の人が目にするテレビ番組での大津波襲来時の映像は、視聴者(特に子ども)のPTSDなどの原因になりかねないなどの理由で賛否が湧いたのを覚えていますが、万が一の際、身を守るにはどうすれば良いのか、考えさせられる面がありました。

先日NHKスペシャルで放送された番組の影響か、南海トラフ巨大地震への注目が集まっていますが、南海に限らず日本に住んでいる以上、どこでも大地震のリスクは避けられません。

2011年東日本大震災、2016年の熊本地震、2018年9月の北海道胆振東部地震もすべて想定外の大地震でした。

地震だけはいつ起きるか本当に分からないもの。
万が一の際の備えが出来ているか、今一度確認することにしましょう。

(写真は2022年7月2日:宮城県石巻市南浜地区・石巻南浜津波復興祈念公園にて撮影)



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