先日NHKスペシャルで放送された南海トラフ巨大地震に関する番組の影響でしょうか。
南海トラフに対する注目が集まっています。



気象庁や地震の専門家などは、今後30年以内に南海トラフ地震が発生する可能性は70~80パーセントと予測をしているという報道も見られます。

IMG_4599
(2022年7月2日:宮城県石巻市南浜地区・石巻南浜津波復興祈念公園にて撮影)

地震発生確率が注目される中、あえて言いますが、筆者は地震予測や地震予知は止めるべきであると考えています。
理由はノーマークの地域で楽観論を生むことになるからです。

地震は台風とは異なり、突然やって来ます。

南海トラフのように特定の地震だけ大きく危険性を指摘したり、どこで何十年以内に大地震が起きる可能性は何パーセント、などという予想は、逆に大地震の発生が想定されていない地域で楽観論を生むことにつながるでしょう。

2011年東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)や2016年熊本地震、2018年北海道胆振東部地震も想定されていない大地震でした。

東日本大震災が起きる前は近い将来、"東海地震"が起きる、起きると繰り返し災害関係の番組や記事で盛んに唱えられていた記憶があります(今後起きないと思っているわけではありません)。

大地震が起きないことが一番良いのですが、日本に住む以上、そうはいきません。
地震と火山噴火の危険性は隣り合わせです。

次起きる巨大地震が南海トラフとは限らず、殆どノーマークの地域で突然大地震が起きることも考えられます。
それが海で発生する連動型であった場合、大津波に繋がります。

殆ど当たらない地震予測や地震予知を止め、万が一、大地震が起きてしまった時の備えに力を入れるべきと筆者は考えています。



ブロトピ:ブログ更新のお知らせ