寒く長い冬を耐え、入学や就職、転職、退職、人事異動などで環境が変わる方も多い春の季節。
桜の季節は節目の季節であります。



新たな日常を満開の桜の下で迎えたいという方も多くいらっしゃることでしょう。

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(2023年3月19日:横浜市西区高島臨港パーク付近にて撮影)

日本では4月入学、4月始業が慣例となっています。
しかしコロナ騒動が本格化した2020年春、その慣例が破壊される可能性がありました。

コロナ騒動による2020年春の学校の長期休校がきっかけで議論が活発化した9月入学制度の導入。
現在は殆ど話題になりませんが、この記事を見て思い出した方も多いのではないでしょうか。

9月入学論者の根拠として、学校の長期休校により学力差が生じるという理由。
そして、アメリカなど海外では当たり前だから日本も合わせるべきという考えも聞かれました。

仮に9月入学・9月始業であったとしても本当に危険な感染症が蔓延していれば、学校や公的機関は機能不全になります。
感染症ではなく大地震などの災害発生時も同様です。
入学時期や始業時期を変えれば解決するものではありません。

次に、諸外国に合わせるべきと言う意見ですが、日本には合いません。
先述の通り、4月上旬ごろの桜の季節は節目の季節。

9月入学へ移行した際の教員不足や現場、保護者、児童生徒の大混乱。
入学が遅れることによる学校法人の経営面への悪影響なども指摘されました。

逆にこれらの問題が指摘されるということ自体、日本では4月始業・4月入学が定着している何よりの証拠。
むやみやたらに変えてはいけません。



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