しがない庶民の独り言

どこにでも居るしがない庶民。 日々の気付きや出来事、訪問記、神奈川暮らし、時事問題などをぼやく。 神奈川の映えスポットやグルメなども時折掲載。

#みなとみらい

ごはんを一粒残さず食べる

ごはんを一粒残さず食べる。
横浜・臨港パーク付近のハシボソガラス。



人間の世界では円安や国際情勢の影響で、食品の値上げに悲鳴の声が聞かれます。

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そのような中ですが、ハシボソガラスが目に入った"ごはん"を一粒残さず食べきっているのが印象的でした。

実際には塒や、今の繁殖の時期なら巣に"貯食"しているものもあると思われます。

ただ、ごはんを1粒たりとも無駄にしないハシボソガラスのこの姿勢に、食品値上げに耐えるヒントがあるのではないか?と考えることも出来ます。

買いだめをせず、あくまで必要な分だけを買う。

そうすれば無駄な出費、日本国内で問題になっている食品ロスも少しは解消するのではないか?と考えられるわけです。

人間からは厄介者扱いされることの多いカラス。
しかしカラスの動きを観察していると、意外と学べることがあるかも?しれません。

(2022年6月21日:横浜市西区高島・臨港パーク付近にて撮影)

梅雨の横浜で何を思う?

6月も下旬。ジメジメとして降水機会も多い横浜。
カラスは何を思いながら過ごしているのでしょうか。



このブログではお馴染みの地点、横浜・臨港パーク付近にて。
空気も淀んでおり、ベイブリッジよりも奥の方は殆ど見えません。

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ハシボソカラスが電灯の上の方でくつろぐようにのんびり海を眺めています。
少し疲れているようにも見えます。

いつもせかせかしているカラスにしては珍しい光景です。

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木の枝の上では別のハシボソカラス2羽が陸地の方を眺めていました。
時折、誰かを呼ぶように「ガァー!ガァー!」と鳴いていました。
家族か仲間のカラスを探していたのでしょうか。

ストレス社会は人間もカラスも一緒。

この時期は人がカラスに襲撃されて怪我をするという事故がよく報じられますが、カラスの繁殖期も追い込みの時期。

子ガラスの巣立ちを巡り、親ガラスの思い通りに行かず疲労やストレスが溜まり殺気立っているので注意が必要です。

(2022年6月21日:横浜市西区高島・臨港パーク付近にて撮影)

おそとへデビューの時期

カラスの繁殖期も後半に。
雛が巣から出ておそとへデビューする時期。



独り立ちへ向けての第一歩です。

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おそとへデビューしたばかりのハシボソガラスの雛。
雛と言ってもこの大きさですが、顔つきや体型が幼く、そして鳴き声が可愛らしいです。

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親ガラス(右)が木の下からやって来て、雛をあやしているシーン。
あやし終わった後も雛ガラス(左)が親ガラス(右)に何かねだっているようにも見えます。

我が子が可愛いのは人間もカラスも一緒です。

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親ガラスが木の下の方へ移動。
ただ雛ガラスをあやすだけでなく、独り立ちへ向けて飛ぶ練習をさせたいのでしょう。

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しかし雛ガラスはおそとへ出て間もないのか、まだ飛ぶことがおぼつかなく、枝に止まったり、自分で近くにある餌を食べることで精一杯という状態でした。

雛ガラスはまず巣から出ること、そしてある程度の距離を飛べるようになることが課題。

その次に自分で餌を見つけて食べたりストック(貯食)したり、外で危険を回避出来るようになることが課題です。

カラスに限った話ではありませんが、産まれて数カ月で巣立ちし、自助を求められる鳥の世界は厳しいものであると実感します。

(2022年6月1日:横浜市中区山下公園内にて撮影)

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乱闘寸前の大騒ぎ。けたたましい怒号が響き渡りました。



自分たちの縄張りに入って来る者は絶対に許さない!
まさにそんな思いが感じられます。

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数匹のハシブトガラスが建物の上から下に向かって物凄い形相で鳴いています。
表情からも明らかに苛立っていることが見て取れます。

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下には別のハシブトガラスが2匹いて、1匹が物凄い形相で上のハシブトガラスに向かって鳴いています。

残りの1匹は用心棒でしょうか。周囲に睨みを利かせています。

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激しい怒鳴り合いが終わった後も、縄張りへの侵入を許さないと言わんばかりに、しばらく距離を取りながら睨み合っていました。

この姿はまるで、どこかの国の国境警備隊のようです。
人間の世界にも国境があるのと一緒ですね。

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少し落ち着きを取り戻したのか、1羽のカラスが東京湾と大さん橋客船ターミナルに入港した飛鳥IIをじっと眺めていました。

我々人間も長引くコロナ騒動や不況、上がらない給料、物価高騰などでストレスがたまるもの。

カラスも同じで弱肉強食の厳しい世界を生き抜くための縄張り争いや食の確保、そして雛の巣立ちや一本立ちさせるなど、色々やらなければいけないことが多く、ストレスがたまりそうです。

やはりカラスもストレス社会でしょう。

(2022年6月1日:横浜市中区海岸通1丁目・横浜市港湾労働会館付近にて撮影)

腹が減っては戦ができぬ

気性が激しく、喧嘩や雛の巣立ちの時期は人を襲うこともあるハシブトガラス。
しかし腹が減っては戦が出来ません。



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横浜・みなとみらい地区の女神橋付近での光景。
道端に落ちていたのか、人間が与えたのか、それとも隙をついて無理やり奪ったのかは不明ですが、パンをゲットして美味しそうに食べていました。

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ある程度食べたら、木の枝の葉が生い茂っている部分に隠します。
貯食と呼ばれる行動です。

悪天候などでごはんをゲットできなかった日も、このようにストックしたものを食べて、空腹を凌ぐことが出来るようです。

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貯食の作業が終わったら、周囲を飛び回ったり東京湾をじっと眺めたりしていました。
雛の巣立ちの時期、カラスもカラスなりに考えることや感じることがあるのでしょう。

ごはんのストック(貯食)やカラス同士の縄張り争い、そして我が子(雛)をどうやって一本立ちさせるかとか、色々と忙しそうです。

(2022年6月1日:横浜市中区新港地区女神橋付近にて撮影)

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