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(2017年4月23日:宮崎県小林市JR小林駅にて撮影)

先週、九州南部地方、特に鹿児島県で大きな被害をもたらした記録的な豪雨。
運休や減便があった公共交通は徐々に通常運転に戻りつつあるようですが、JR吉都線は小林~西小林間での土砂流出の影響で現在も都城~吉松の間の全線で運転見合わせとなっています。

JR九州の最新の発表によると、明日8日から土日・祝日も含め代行バスが運行される模様です。
ただ、バス代行輸送の期間は「当面の間」とされている所を考えると、運休長期化も考えられます。
沿線には高校も多数あったと記憶しています。代行バスが運行されるとはいえ、通学への影響は大きそうです。

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(2018年8月31日:宮崎県えびの市・京町温泉駅構内にて撮影)

JR吉都線はかなり前から過疎化による利用者激減、また大赤字路線であることから、路線の存続が危ぶまれています。
煽るつもりはありません。しかし、過去にも豪雨や大震災など、災害をきっかけにそのまま復旧することなく廃止(バスへ転換)された鉄道路線が多数あったことが思い出されます。

同線が今後どうなるのか、また復旧はいつになるのか、筆者には分かりません。
ただ、通学客や高齢者の通院などに欠かせない貴重な足となっているはずです。
どうにか復旧してもらいたいものです。
また、改めまして今回の豪雨で被災された方にはお見舞い申し上げます。