しがない庶民の独り言

どこにでも居るしがない庶民。 日々の気付きや出来事、訪問記、神奈川暮らし、時事問題などをぼやく。 神奈川の映えスポットやグルメなども時折掲載。

#山下公園

親子で並び何を思うか。

横浜・山下公園のハシボソガラス親子。
木の枝の上に親子で並び何を思っているのでしょうか。



写っている2羽のカラスのうち、左側が雛ガラス、右側が親ガラスです。

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雛と言っても体型はパッと見ただけでは成鳥そのものですが、親ガラスと比べると小さめです。
また、顔つきや鳴き声が幼いのが特徴で可愛らしさを感じます。

カラスの繁殖期も早いもので後半戦。

雛ガラスが初めて巣から出て、巣の近くで親ガラスと一緒に飛んだり木の枝に止まる練習、自分で餌を見つけたり取ったりする練習から始まります。

その次に巣から離れ、ある程度長い距離を飛んだり、外で危険を回避する練習をします。

人間で言えば子どもが自転車に乗る練習をして、最後は補助輪無しで乗れるようにしていくようなものです。

そこから先は子ガラスと言えど、自助の世界。
親ガラスは子離れしてしまうので、弱肉強食の世界を生きて行かなければいけません。

自然界の宿命ですが、雛の段階で親と一緒に並んでいる時期が一番和やかです。

(2022年6月1日:横浜市中区山下公園内にて撮影)

おそとへデビューの時期

カラスの繁殖期も後半に。
雛が巣から出ておそとへデビューする時期。



独り立ちへ向けての第一歩です。

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おそとへデビューしたばかりのハシボソガラスの雛。
雛と言ってもこの大きさですが、顔つきや体型が幼く、そして鳴き声が可愛らしいです。

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親ガラス(右)が木の下からやって来て、雛をあやしているシーン。
あやし終わった後も雛ガラス(左)が親ガラス(右)に何かねだっているようにも見えます。

我が子が可愛いのは人間もカラスも一緒です。

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親ガラスが木の下の方へ移動。
ただ雛ガラスをあやすだけでなく、独り立ちへ向けて飛ぶ練習をさせたいのでしょう。

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しかし雛ガラスはおそとへ出て間もないのか、まだ飛ぶことがおぼつかなく、枝に止まったり、自分で近くにある餌を食べることで精一杯という状態でした。

雛ガラスはまず巣から出ること、そしてある程度の距離を飛べるようになることが課題。

その次に自分で餌を見つけて食べたりストック(貯食)したり、外で危険を回避出来るようになることが課題です。

カラスに限った話ではありませんが、産まれて数カ月で巣立ちし、自助を求められる鳥の世界は厳しいものであると実感します。

(2022年6月1日:横浜市中区山下公園内にて撮影)

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自分たちの縄張りに入って来る者は絶対に許さない!
まさにそんな思いが感じられます。

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数匹のハシブトガラスが建物の上から下に向かって物凄い形相で鳴いています。
表情からも明らかに苛立っていることが見て取れます。

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下には別のハシブトガラスが2匹いて、1匹が物凄い形相で上のハシブトガラスに向かって鳴いています。

残りの1匹は用心棒でしょうか。周囲に睨みを利かせています。

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激しい怒鳴り合いが終わった後も、縄張りへの侵入を許さないと言わんばかりに、しばらく距離を取りながら睨み合っていました。

この姿はまるで、どこかの国の国境警備隊のようです。
人間の世界にも国境があるのと一緒ですね。

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少し落ち着きを取り戻したのか、1羽のカラスが東京湾と大さん橋客船ターミナルに入港した飛鳥IIをじっと眺めていました。

我々人間も長引くコロナ騒動や不況、上がらない給料、物価高騰などでストレスがたまるもの。

カラスも同じで弱肉強食の厳しい世界を生き抜くための縄張り争いや食の確保、そして雛の巣立ちや一本立ちさせるなど、色々やらなければいけないことが多く、ストレスがたまりそうです。

やはりカラスもストレス社会でしょう。

(2022年6月1日:横浜市中区海岸通1丁目・横浜市港湾労働会館付近にて撮影)

横浜・山下公園で旅立ち前のおそと時間

横浜・山下公園で旅立ち前のおそと時間。
噴水広場で水浴びも。



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(2022年3月15日:横浜市中区山下公園にて撮影)

初春の横浜・山下公園での光景。
横浜で越冬中のユリカモメの群れが噴水広場で気持ち良さそうに水浴びしているシーンです。

横浜で越冬し春を迎え、旅立ち前のおそと時間を楽しんでいるようでした。

4月初旬から中旬くらいまではユリカモメの姿が見られたような気がしますが、さすがに5月に入ってからは旅立ってしまい、見られなくなりました。

今頃どうしているのか気になってしまうところですが、また秋が深まった頃に再会できることを願うばかりです。

日本では春が深まり、南西諸島では梅雨入りも発表されています。
季節は夏に近づいていることを実感します。

ユリカモメは"古い生活様式"が好み?

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ユリカモメは"古い生活様式"が好み?
狭い範囲に"密集"!

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一昨日12月10日(金)、横浜市中区山下公園の氷川丸付近で捉えたものです。

観光地、そして野鳥スポットとしても有名ですが、この日はユリカモメが非常に多く見られ、海面や氷川丸の鎖、白い手すりなどの狭い範囲にユリカモメが密集する場面がありました。

新型コロナ騒動以降、我々人間社会でやり玉挙がってしまう密集・密接・密閉。
そのうちの2つである"密集"、"密接"を招いているシーンに見えます。

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一方、特に鳥同士が喧嘩することもなく、むしろ適度にソーシャルディスタンスを確保している?シーンも。

ユリカモメの群れのボスと思われる個体の鳴き声が聞こえると、すぐに氷川丸の鎖や手すりの上で適度な距離を保ち、整列を始めました。

このような規律正しさもユリカモメの特徴の1つです。

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氷川丸の船体からユリカモメの群れを見つめるハシボソガラス。

恐らく今年の春くらいから山下公園付近を縄張りとしている個体と思われますが、何か困惑しているような表情でした。

鳥の世界ではジャイアン的存在のカラスも、ユリカモメの大群には勝てないのでしょうか。

(写真はすべて2021年12月10日:横浜市中区山下公園内にて撮影)

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