しがない庶民の独り言

どこにでも居るしがない庶民。 日々の気付きや出来事、訪問記、神奈川暮らし、時事問題などをぼやく。 神奈川の映えスポットやグルメなども時折掲載。

#熊本地震

人間が絶対に勝てないものは時代と年齢、そして自然

人間が絶対に勝てないものは時代と年齢。
プロ野球、南海・ヤクルト・阪神・楽天で監督を務められた野村克也氏の名言です。



人間は時代と年齢、そしてもう1つ勝てないのは自然であると筆者は考えています。

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先週6月7日は熊本に足を運び、熊本城周辺の状況を見学してきました。
熊本のシンボルである熊本城は平成28年(2016年)熊本地震で大きく被災。

地震発生から6年が経過し、重機が入るなどして復旧工事が進められている所もあります。
一方、石垣や塀などが崩落したまま手付かずの状態の所も多く見られます。

気象庁で地震の観測が始まってから、九州で震度7を観測(熊本県益城町・西原村)したのはこの熊本地震が初めてであり、想定外の地震でした。

巨大津波などで戦後最悪の自然災害を引き起こした2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)。

そして北海道で初めて震度7を観測した2018年の北海道胆振東部地震もやはり想定を超えた地震と言われました。

他にも近年は日本国内で想定を超えるのゲリラ豪雨や豪雪、猛暑、2019年台風19号のような巨大台風など、想定を超えることが次々と起きています。

人間は自然には勝てない、ということです。

実際に被災した熊本城や東北の東日本大震災の遺構などを目にすると、あらためてそのように感じます。
また一度被災すると、元に戻せたとしても膨大な時間がかかることを痛感します。

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最後に熊本城周辺のカラス。
くまモンが描かれたお菓子の袋を口に銜えています。
熊本のカラスもくまモンが好きなのでしょうか。

(2022年6月7日:熊本県熊本市中央区熊本城周辺にて撮影)

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【東京・有楽町】つながろう熊本~くまもともっと開催(2018.04.15)

2016年4月に発生した熊本地震から今月で2年となります。

2年の節目。

4月10日~4月16日の期間、東京・有楽町の無印良品有楽町店にて表題のイベント「くまもともっと」が開催されました。
現地の特産品の販売や熊本県に移住された方のトークイベント、現地の被災状況の写真展示などが行われました。

筆者は昨日(2018.04.15)、無印良品有楽町店の店舗前展示(くまもと市場)を訪れました。

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熊本の観光情報のブースです。
「名物列車で旅するくまもと」と言うことで、熊本地震で被災して現在も不通区間(立野~中松間)のある南阿蘇鉄道の紹介もありました。

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こちらは神社復興祈念の三角灯龍&獅子舞折り紙作り体験のブースで、筆者も体験させて頂きました。

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熊本県内で栽培された野菜や果物、これらを使った飲料などの販売も行われ、早々と完売する野菜などもあり好評でした。
筆者は玉ねぎとあまなつみかんのジュースを購入させて頂きました。

熊本地震から2年が経過しましたが、まだ多くの被災された方が苦労されているのが現状だと思います。

大きな災害があると、メディアで取り上げられるような有名な観光地や行楽地、被害が大きかった地域の被災状況に視線が行ってしまいがちです。
イベントのスタッフとして参加されていた方にお話を伺うことが出来たのですが、東京圏で報道される熊本地震関連の報道の内容や現地の被災状況にはかなりの乖離があると仰っていました。

熊本地震だけではありません。
多くの犠牲者を出した2017年7月の九州北部豪雨。
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)も同様です。

メディアの報道や番組の内容を鵜呑みにするのではなく、実際に現地に足を運び、自身の目で現状を確認すると言うことの大切さを最近は強く感じています。

【熊本地震】災害の風化【2017.1】

今日の夜、テレビニュースを見ていたら、熊本地震からちょうど2年と言う報道がされていました。
月日の流れは早いものです。



2016年4月の熊本地震発生からおよそ9か月後の2017年1月、熊本県を訪問する機会があり、市内や益城町などを訪れたのですが、熊本城の被害や完全に倒壊してしまった家屋、半壊し屋根にブルーシートのかかった家、割れたまま放置されているコンクリートが散見されるなど、改めて自然の威力を思い知らされた次第です。

【以下、全て2017年1月、熊本県熊本市内及び益城町内にて撮影】
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2017年10月末で閉鎖されたようですが、益城町には益城復興市場・屋台村が設置されていました。
屋台村に出店されていた店舗は、現在は各店舗でそれぞれ影響されているようです。

復興、復興と言われますが、多くの被災された方が今も苦労されているはずです。
現実問題、メディアで全くと言って良いほど報道されないことも数えきれないくらいあるかと思われます。
2011年3月の東日本大震災関連の報道もめっきり減り、正直、風化されつつあるような印象を抱きますが、どうでしょうか。

「天災は忘れた頃にやって来る」と言う昔からの言葉もあります。災害の風化、筆者は危惧します。

第1回 復興応援マルシェ in恵比寿開催

昨日9月30日(土)・本日10月1日(日)の2日間にわたり、東京都渋谷区恵比寿の恵比寿ガーデンプレイスセンター広場で、「第1回 復興応援マルシェ in恵比寿」が開催されました。

今からおよそ6年半前の2011年3月11日に発生した東日本大震災からの復興を目指す宮城・岩手・福島の3県、及び2016年4月に発生した熊本地震からの復興を目指す熊本・大分の2県が参加し、現地の特産品の販売や、観光PRなどが行われました。

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仙台・宮城観光キャラクター、むすび丸(むすびまる)も参加されていました。

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大正大学地域創生学部では、学生が7つの地域の特産品、六次化の取り組み、地域・観光情報をPRすると言う取り組み(フィールドワーク)を行っているそうです。

近年は地方創生や地方移住、UIJターンと言うことが盛んに叫ばれるようになりました。
もし今年度、大学受験を控えていて、これらの分野に興味があると言う方は、この地域フェア(会場は東京都豊島区の大正大学キャンパス)に足を運んでみては如何でしょうか。

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宮城県女川町も東日本大震災による大津波で駅舎や車両が流出してしまうなど、大きな被害が発生し、多くの方が犠牲となってしまいました。

JR石巻線も残りの2.3キロと言われていた浦宿-女川間が最後まで不通となっていましたが、東日本大震災からおよそ4年後の2015年3月21日に復旧しました。また、同年12月には女川駅前商店街「シーパルピア女川」も開業したとのことです。こちらは今後、訪問してみたい箇所の1つです。

復興は長く険しい道のりであることは想像に難くありません。

私の地元神奈川でも東日本大震災の揺れは相当なものでしたが、今でも大津波により被災した地域を訪れた時は、想像を絶する被災状況に愕然としたことは忘れられません。
私のような凡人に出来ることは限られています。日常では、現地の特産品の購入や募金くらいしか出来ませんが、とにかく、あの時の事は風化させてはいけないと常々考えています。

また、昨年の熊本地震で被災した熊本・大分県を初め、今年7月の九州北部豪雨や台風18号で福岡県も大きな被害が発生するなど、自然災害が続いています。
1日も早い復興を祈念するばかりであります。