しがない庶民の独り言

どこにでも居るしがない庶民。 日々の気付きや出来事、訪問記、神奈川暮らし、時事問題などをぼやく。 神奈川の映えスポットやグルメなども時折掲載。

#野鳥

梅雨の横浜で何を思う?

6月も下旬。ジメジメとして降水機会も多い横浜。
カラスは何を思いながら過ごしているのでしょうか。



このブログではお馴染みの地点、横浜・臨港パーク付近にて。
空気も淀んでおり、ベイブリッジよりも奥の方は殆ど見えません。

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ハシボソカラスが電灯の上の方でくつろぐようにのんびり海を眺めています。
少し疲れているようにも見えます。

いつもせかせかしているカラスにしては珍しい光景です。

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木の枝の上では別のハシボソカラス2羽が陸地の方を眺めていました。
時折、誰かを呼ぶように「ガァー!ガァー!」と鳴いていました。
家族か仲間のカラスを探していたのでしょうか。

ストレス社会は人間もカラスも一緒。

この時期は人がカラスに襲撃されて怪我をするという事故がよく報じられますが、カラスの繁殖期も追い込みの時期。

子ガラスの巣立ちを巡り、親ガラスの思い通りに行かず疲労やストレスが溜まり殺気立っているので注意が必要です。

(2022年6月21日:横浜市西区高島・臨港パーク付近にて撮影)

親子で並び何を思うか。

横浜・山下公園のハシボソガラス親子。
木の枝の上に親子で並び何を思っているのでしょうか。



写っている2羽のカラスのうち、左側が雛ガラス、右側が親ガラスです。

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雛と言っても体型はパッと見ただけでは成鳥そのものですが、親ガラスと比べると小さめです。
また、顔つきや鳴き声が幼いのが特徴で可愛らしさを感じます。

カラスの繁殖期も早いもので後半戦。

雛ガラスが初めて巣から出て、巣の近くで親ガラスと一緒に飛んだり木の枝に止まる練習、自分で餌を見つけたり取ったりする練習から始まります。

その次に巣から離れ、ある程度長い距離を飛んだり、外で危険を回避する練習をします。

人間で言えば子どもが自転車に乗る練習をして、最後は補助輪無しで乗れるようにしていくようなものです。

そこから先は子ガラスと言えど、自助の世界。
親ガラスは子離れしてしまうので、弱肉強食の世界を生きて行かなければいけません。

自然界の宿命ですが、雛の段階で親と一緒に並んでいる時期が一番和やかです。

(2022年6月1日:横浜市中区山下公園内にて撮影)

ドバトのおそと時間

5月最後の日曜日。快晴のサザンビーチちがさきにて。
我々人間と同じようにドバトが気持ち良さそうにおそと時間を過ごしていました。



この2年、新型コロナウイルスを理由にステイホームやおうち時間などと度々言われてきましたが、心身の健康に太陽の光は欠かせません。

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ドバトが気持ち良さそうに羽を伸ばしているのが印象的でした。
太陽の光を浴びながら羽を伸ばすお手本のように見えます。

そういえばこの日は珍しく?、カラスを殆ど見かけませんでした。

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サザンビーチから南東方向を眺めてみると、三浦半島の先端に近いところまで目視で確認することが出来ました。

空気が澄んでいると、南東方向には三浦半島の先端に近いところまでが、南方向には伊豆大島の姿が見えます。

海水浴場以外に、特に遊興施設などがあるわけではありませんが、海をじっと眺めて過ごしたい方にはサザンビーチちがさきはお勧めのスポットです。

考えてみると、神奈川も横浜・川崎の市街地を離れれば、自然がたくさん残っているものです。

(2022年5月29日:神奈川県茅ケ崎市サザンビーチちがさき付近にて撮影)

おそとへデビューの時期

カラスの繁殖期も後半に。
雛が巣から出ておそとへデビューする時期。



独り立ちへ向けての第一歩です。

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おそとへデビューしたばかりのハシボソガラスの雛。
雛と言ってもこの大きさですが、顔つきや体型が幼く、そして鳴き声が可愛らしいです。

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親ガラス(右)が木の下からやって来て、雛をあやしているシーン。
あやし終わった後も雛ガラス(左)が親ガラス(右)に何かねだっているようにも見えます。

我が子が可愛いのは人間もカラスも一緒です。

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親ガラスが木の下の方へ移動。
ただ雛ガラスをあやすだけでなく、独り立ちへ向けて飛ぶ練習をさせたいのでしょう。

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しかし雛ガラスはおそとへ出て間もないのか、まだ飛ぶことがおぼつかなく、枝に止まったり、自分で近くにある餌を食べることで精一杯という状態でした。

雛ガラスはまず巣から出ること、そしてある程度の距離を飛べるようになることが課題。

その次に自分で餌を見つけて食べたりストック(貯食)したり、外で危険を回避出来るようになることが課題です。

カラスに限った話ではありませんが、産まれて数カ月で巣立ちし、自助を求められる鳥の世界は厳しいものであると実感します。

(2022年6月1日:横浜市中区山下公園内にて撮影)

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まさにそんな思いが感じられます。

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数匹のハシブトガラスが建物の上から下に向かって物凄い形相で鳴いています。
表情からも明らかに苛立っていることが見て取れます。

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下には別のハシブトガラスが2匹いて、1匹が物凄い形相で上のハシブトガラスに向かって鳴いています。

残りの1匹は用心棒でしょうか。周囲に睨みを利かせています。

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激しい怒鳴り合いが終わった後も、縄張りへの侵入を許さないと言わんばかりに、しばらく距離を取りながら睨み合っていました。

この姿はまるで、どこかの国の国境警備隊のようです。
人間の世界にも国境があるのと一緒ですね。

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少し落ち着きを取り戻したのか、1羽のカラスが東京湾と大さん橋客船ターミナルに入港した飛鳥IIをじっと眺めていました。

我々人間も長引くコロナ騒動や不況、上がらない給料、物価高騰などでストレスがたまるもの。

カラスも同じで弱肉強食の厳しい世界を生き抜くための縄張り争いや食の確保、そして雛の巣立ちや一本立ちさせるなど、色々やらなければいけないことが多く、ストレスがたまりそうです。

やはりカラスもストレス社会でしょう。

(2022年6月1日:横浜市中区海岸通1丁目・横浜市港湾労働会館付近にて撮影)